アニメ『神撃のバハムートGENESIS』感想。もしもしゲーのアニメ化と舐めてたら硬派中世ファンタジーだった!
ソシャゲ『神撃のバハムート』をアニメ化した『神撃のバハムートGENESIS(ジェネシス)』ソシャゲのアニメ化かと舐めてかかって見たら、まさかの硬派なアニメで仰天した。
アニメ『神撃のバハムートGENESIS』硬派正統ファンタジーアニメだった
神撃のバハムートと言うタイトル名から、どうせ女神とか萌えキャラがドラゴンを召喚して戦う萌えアニメでしょと期待せずに見たら、予想に反して硬派な中世ファンタジーだった。
まず主人公のデザインからして媚びない。主人公はアフロ頭と騎士。アフロ「ファバロ・レオーネ」は三枚目キャラで、騎士「カイザル・リドファルド」は美形と言うよりやたら男臭い。
【神撃のバハムート GENESIS】プロモーションムービー - YouTube
制作スタッフを確認してみると、監督は『タイガー・アンド・バニー(タイバニ)』のさとうけいいち氏。キャラデザ・作画は『ベルセルク 黄金時代篇』の恩田尚之氏。
なるほどこれは腐女子大歓喜・・・を狙っているのか?
男祭りに興味出ないが、カッコイイのは好きだし、ヒロイン「アーミラ」かわいいので問題ない・・・
世界観の説明が押し付けがましく無い
ゲームが原作は独自の設定が多く、映像化の際に世界観の説明が早足で視聴者が置いてけぼりを食らうことがままあるが『神撃のバハムートGENESIS』は一味違った。
アバンのドラゴンの戦いは面食らったものの、本編が始まると一瞬で中世ファンタジー剣と魔法の世界ということがわかる。
その後、酒場での会話や賞金稼ぎの捕縛で主人公の「賞金稼ぎ」と言う職業、召喚魔法、カード封印など、独特な世界観をごく自然に説明している。
話のテンポも良く、脚本や演出が繊密に計算されている印象を受けた。さすがタイバニの監督だ。
まだストーリーの導入部分で、今後どのような展開になるかは全く予想できないが、作画も脚本も高品質で十分期待できるアニメだ。
ソシャゲのアニメ化は予想がつかなくて楽しい
原作付きのアニメは放送開始前からある程度、期待値を予想できるが、TVオリジナルアニメは蓋を開かないと分からない。だがそれが面白い。
ソシャゲの基本無料ガチャ商法は反吐が出るが、その分アニメ化はソシャゲマネーで予算が贅沢に割ける。オリジナルアニメ企画が増えることには歓迎したい。
近年のソシャゲブームでソシャゲアニメ作品はは多いが・・・勝率は五分五分といった所。
『探検ドリランド』は低年齢向けで全く受け付けなかった。
『絶対防衛レヴィアたん』はただの萌えアニメで、割りきって見る分にはそこそこ楽しめた。
『戦国コレクション(戦コレ)』は個人的にヒット!実験作バリバリのフリーダムさに毎回度肝を抜かれた。続編が欲しいが・・原作ゲームが斜陽なので続編は無理そうなのが悔やまれる。諸行無常である・・・。
アニメ版艦これの期待と不安
次なるソシャゲアニメ化は満を持して、ソシャゲ界の大物『艦隊これくしょん(艦これ)』である。
ただし、公開されたビジュアルで「水上スケート対戦」とネタにされているように、萌えアニメの予感がバリバリで、硬派なアニメには期待できない。
しかし、もしかすると『ストライクウィッチーズ(ストパン)』のように絶妙なバランスで面白くなる可能性もあるため、期待せずに期待はしている次第である。