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デスバレーの動く石の謎が遂に解明される!動く原理は単純明快だった!

デスバレー国立公園の人知れず動く大岩の原理が遂に解明される。

 

 アメリカ、カリフォルニア州「デスバレー国立公園

真夏時には岩の上で目玉焼きが焼けるほどの暑さで、生物が住めない死の谷「デスバレー」の名に相応しい。

一時期「デスバレー目玉焼きブーム」起こり、目玉焼きを焼くだけ焼いて放置して行くマナーの悪い旅行者が後を絶たず、自然公園管理局は清掃に難儀したとか何とか…

 

デスバレーには目玉焼きの他にも名所がある。

デスバレーのさまよう石(デスバレーの動く石)」だ。

 

「デスバレーのさまよう石」の謎

広がる荒野に佇む石。石の下には引きずった後のような道ができている。

これは誰かがイタズラで書いた訳ではなく、自然現象。

実際に石が移動していることも確認されている。

軌道がバラバラで動く原理も不明。

「デスバレーの動く石」「デスバレーのさまよう石」

超自然的な力が働くミステリースポットとして一部では有名な場所である。

 

とはいえ、この科学万能時代(←死語)に「宇宙人の仕業に違いない」等言われて学者が黙っている筈はない。

様々な学者が原理を憶測しているが、肝心の石が実際に動いている所は誰一人観測できず、どんな有力説があろうと「真相は謎」のままであった。

 

そして遂に科学のメスが。石にGPSを取り付け動きを観測する実験が行われる。 

「死の谷」で人知れず移動する「さまよう岩」現象の謎がついに解明される - GIGAZINE「死の谷」で人知れず移動する「さまよう岩」現象の謎がついに解明される - GIGAZINE

 

How Rocks Move - YouTube

 オーマイゴット!なんて単純なんだ!!

1.冬に雪解け水が流れ込み湖になり、夜は気温が下がり氷が張る。

2.日中に温度が上がると氷が割れ・氷は風に流され岩に引っかかる。

3.風で湖に水流が出来、岩に引っかかった氷により水流を受ける表面積が大きくなった岩は流され動く。

4.石の下の地面は泥で滑りやすくなっており、石が流された軌跡には大きな溝が残る。

5.地表が乾き、みんなの知っている「デスバレーのさまよう石」の完成だ!

 

これ絶対もっと昔に解明されていただろ!

 

デスバレーが「水没する現象」が直隠しされ、オカルト現象としてまことしやかに語られる。「謎は謎のまま現象」である。

 

謎は謎のまま現象

この「謎は謎のまま現象」はオカルト現象でたびたび発生する。

今回の現象は「オーパーツ」の嘘に近い。

 

世界のオーパーツの類は殆ど解明されている。

水晶ドクロ→実際は意外と削れる

恐竜土偶→現地人の捏造(贋作の土産物)

コロンビアの黄金ジェット →近くにモデルになった鳥が生息している

ナスカの地上絵→測量の跡がある

 など。

これらは真面目に検証したり、現地を調査すれば比較的簡単に判る。実際にすぐ解明されていただろう。

にも関わらず、世間では長らく謎とされていた。

謎は広く拡散し、種明かしはひた隠しにされ「オカルト超常現象」としてまことしやかに語られる。

世界の謎は隠れたがっているようだ。

 

嘘と誠

オカルト超常現象は人を強く惹きつけるが、その裏にはロマンを食い物にする詐欺師が横行している事も念頭に置いておくべきだ。

もちろん詐欺師の功績でだけでは無く、

手品(マジック)は種が分からないから面白い。種が分かってしまうと興味はなくなる。謎が拡散され、種明かしが拡散しないのは人間の心理にも原因がある。

「謎は謎のままの方が美しい」

 

しかし、謎が暴かれた後に見える真実がある。

例えばマジモノオーパーツアンティキティラ島の機械」はロマンが溢れる。

アンティキティラ島の機械 - Wikipediaアンティキティラ島の機械 - Wikipedia

 宇宙人の仕業ではないのが残念であるが、こういうガチオーパーツがあるから面白い。

世界の謎は隠されたいのではなく、暴かれたがっているのだよ。