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仕組まれた覆面天才アーティストデビューがブーム?謎の『ボンジュール鈴木』と『五五七二三二〇』

どうやら最近謎の天才新人アーティストブームが起こっているらしい。

以下、偏見にあふれた考察注意報。

 

前哨戦はこちら

ユリ熊嵐OP『あの森で待ってる』のボーカル、ボンジュール鈴木はやくしまるえつこじゃない別人?! - close your eyesユリ熊嵐OP『あの森で待ってる』のボーカル、ボンジュール鈴木はやくしまるえつこじゃない別人?! - close your eyes

 

謎のアーティスト『ボンジュール鈴木』 

 ボンジュール鈴木さんが登場したのは2014年の5月頃、youtubeニコニコ動画「ニコラップ」楽曲をアップロードしたことが初出。  

ボンジュール鈴木 「allo allo」 - YouTube

  本人コメントによると、フランス帰りの宅録女子らしい。

プロ顔負けの歌唱力とPV映像クオリティで謎が謎を呼ぶ。 

プロフィールや素顔は一切公開されていない。一時期、実は男らしいという噂も流れていたようだ。(今回の対談で男説は否定されたが) 

動画公開後、大きく注目はされないものの、youtubeニコニコ動画では数万、数千再生されている

そして、2015年1月インディーズレーベル「kobuta japon」より、シングル1stCD「私こぶたちっく」を発表。

 

現在TVアニメ『ユリ熊嵐』のOP担当に抜擢。

2ndCD「あの森で待ってる」を発表。

 さらに今後の予定として、フルアルバムが4月16日に発売予定

お披露目ライヴ『1st full album release party』6月7日に開催が決定して今に至る。

 

デビュー間もなく、それほど注目されていないアーティストがインディーズアルバムを発売?

間髪入れずにメジャーデビュー?(不明だが)

無名アーティストがアニメとコラボ?

幾原邦彦監督との繋がりがあるのか?

など謎は深まるばかり。

 

やくしまるえつこ』『相対性理論】の鮮烈デビュー 

ボンジュール鈴木さんと同じヴィスパーボイス系で作詞・作曲・ボーカルをこなすアーティストといえば、相対性理論やくしまるえつこさんがまず思いつく。

やくしまるえつこさんは、インディーズバンド「相対性理論」の曲「LOVEずっきゅん」が、youtubeニコニコ動画等で人気となり一躍有名となる。  

LOVEずっきゅん 【PV】 相対性理論 - YouTube

 相対性理論のボーカルである、やくしまるえつこさんは公の場には絶対に顔を出さない謎のアーティストとしても話題となり存在感を増していった。

その後も覆面アーティストとして活動を続けるが、ソロデビューより本人がPVに登場するようになる。(顔がハッキリ見えないような演出が多いが)

近年、顔はばっちり公開されているが、公の場にはほとんど登場しないスタイルは貫いているようだ。

 

ボンジュール鈴木さんは2度目の相対性理論?第二のやくしまるえつこ

  「ボンジュール鈴木」さんと「やくしまるえつこ相対性理論)」さんを比べてみると

  • 大々的なプロモーションは行わず、ネットや口コミで話題
  • ウィスパーボイス系の女性ボーカル
  • ボーカル・作詞・作曲を一人でこなす多才なシンガーソングライター
  • 覆面アーティストでプロフィール非公開
  • 幾原邦彦監督アニメ作品OPに抜擢

など共通点は多くある。

共通点が多いと言っても方向性を同じくし活動するアーティストはたくさん居るわけで、それ自体は問題は全くない。

 

ここからが本題(邪推)ボンジュール鈴木さんのプロモーション方法が『相対性理論を再現する試み』に見えること。

ボンジュール鈴木さんの1作目からして、クオリティーはものすごく高く、PV映像も商業作品と遜色ない出来。

素人では不可能なレベルの作品に仕上がっている。

普通に考えて、後ろに商業的バックが付いているのは明らか。

にもかかわらず、非商業を装った投稿は、ステルスマーケティングステマ)、もしくはプロダクトローンチにしか見えない。

 

ボンジュール鈴木は相対性理論が歩んだ道

相対性理論やくしまるえつこさんは突然現れた天才アーティストと認識している人は多いが、実際にはバンド結成より3年間ほど、ネットやメディアには一切現れずバンド活動のみを行っていた。

あるとき雑誌に大々的に掲載されたことを機に、顔出しはNGながら、メディアの露出が増えていく。「LOVEずっきゅん」PVが話題なり評価され始めるのもその頃。

穿った見方をすれば、この頃から商業的なプロモーションは水面下で行われていたと思われる。

つまり、あたかも「突然発掘された天才アーティスト」に見えるように、しっかり裏で商業ベースでプロデュースされた、いわば仕組まれたデビューだ。

 

ボンジュール鈴木さんのデビューは、相対性理論が歩んだ道を早回しているように見える。

 

相対性理論の場合は元々の下地があってのデビューなので理解し得る。

だが、ボンジュール鈴木さんの場合はバックボーンが全くない。

例えて言うなら、下積みがなくデビューし、主演女優に選ばれるゴーリキのような、あからさまな仕込みはすこし鼻についてしまう。

 

相対性理論デビューシステム

今回話題のボンジュール鈴木さんは相対性理論のデビューストーリーをもう一度再現しようとしているようにしか見えないのは私だけだろうか?

デビューには仕込みも必要。大人の事情もあるのは分かるが、節々に商業的意図が強すぎて茶番感が否めない。

やるならバレないようにやって欲しいと切に思う。

(これでボンジュール鈴木さんの正体がやくしまるえつこさんだったら墳飯ものだが・・さすがに違うと信じたい。)

こういうプロモーション方法も面白い試みではあるとは思うが・・・せめて別名義で活動しているプロなのか等くらいは早く公にして欲しい所だ。

 

広がりつつある覆面アーティストデビュープロモーション企画

やくしまるえつこ・ボンジュール鈴木の他にも覆面アーティストは多い。

その実態は「無名だが実力のあるミュージシャンを寄せ集めた再デビュー計画」とも言える。

売れないアーティストにマスク付けて再デビューさせる恐ろしい商業企画だ。

 

狼の覆面集団『MAN WITH A MISSION

例としてはMWAM・マンウィズこと『MAN WITH A MISSION(マン ウィズ ア ミッション)』がわかり易い。

メンバー全員が狼のマスクを被り、プロフィールや素顔は一切非公開の謎の謎のバンドマン集団。ボーカル以外は喋らないという徹底ぶりだ。

 

最初にyoutube投稿されたミュージックビデオは『DON'T LOSE YOURSELF

DON'T LOSE YOURSELF_PV - YouTube

・マンウィズ中の人は売れないバンドマン?

中の人の歌唱力や演奏能力から見ても間違いなくプロかセミプロバンドである。

2010年インディーズデビューし翌年にはメジャーデビュー。

実力はありきで評価されたのはもちろん確かだが、テレビ出演など業界の強い後押しも伺える。

 

謎の天才女子中学生バンドグループ『五五七二三二〇』

最近だと謎の中学生バンド『五五七二三二〇(ゴー・ゴー・ナナ・ニー・サン・ニー・レー)』が話題だ。 

メインビジュアルはイラストで顔を隠し「女子中学生8名によるパフォーマンスユニット」と言う以外、一切の情報は非公開。

2015年3月20日正式デビュー予定として、先行PV動画が公開されている。 

五五七ニ三ニ〇 『半世紀優等生【MV short.ver (先行公開)】』 - YouTube

 PV動画では前髪を垂らして顔を隠しているので素顔は分からない。

公式ページはソニー・ミュージック。インディーズレーベルを飛び越えてメジャーデビューである。

ここまで来ると謎でも何でもない。どうみても話題作りの企画です。本当にありがとうございました。

 

・五五七二三二〇中の人はエビ中

正体は女子中学生バンドグループのエビ中こと『私立恵比寿中学』の覆面バンドグループ(アイドルグループ)ではないかという憶測が飛び交っている。 

私立恵比寿中学 『バタフライエフェクト』 - YouTub 

五五七二三二〇の先行公開動画では顔は判然としないが、ほぼ当たりではないだろうか。

最初から鳴り物入りのデビューで、そもそもあまり隠す気はないのかもしれない。

 

中身が良ければ良かろうなのだ

仕込みだろうがステマだろうが誰だろうが、凄い才能の持ち主のアーティストであることに変わりないので、これからも末永く活躍して欲しい。

後、 余計なお世話だろうが気になるのは、本人たちは覆面プロデュースに対してどう感じているのだろうか?

今後、グループの解散や独立や移籍などあるだろうが、覆面に縛られず本人が望む自由な活動をしてほしいと思う。