御嶽山(おんたけさん)噴火直後の様子を登山者が動画撮影。youtubeにアップロードされる!
9月27日午前11時53分、長野県と岐阜の境にある御嶽山(おんたけさん)が噴火。
御嶽山(おんたけさん)噴火直後の様子が登山者により動画撮影される
撮影された動画はyoutubeにアップロードされています。
爆発直後、灰が巻き上がり、撮影者に迫っていく様子が記録されています。
火山灰の動きは一見するとゆっくりに見えますが、恐ろしいスピードで迫っていることがわかります。
灰が撮影者に到達すると火山灰と落石で視界が全く無くなり、砂嵐のような状態に。
同行している登山者も完全に身動きがとれなくなってしまいます。
撮影者や登山者の安否が心配されますが、
youtube投稿者コメントにて『避難小屋が近くて助かった』
と書かれており、避難小屋にたどり着き無事だったようです。
しかし、火山灰でヘリ救助が出来ないため、現在も避難小屋に取り残さており予断を許さない状況です。
御嶽山(おんたけさん)突然の大噴火の影響は?
御嶽山は死火山や休火山であると思われていましたが、昭和54年10月28日に突如噴火を起こしました。(水蒸気爆発型)
また、平成3年にも少量の火山灰を噴出する小規模噴火が起こっています。この小規模噴火により気象庁の噴火予報では御嶽山は噴火警戒レベル1(平常レベル、火口付近以外は安全レベル)を継続していました。
今回、平成26年9月27日に突如噴火。7年ぶりので噴火警戒レベル3に変更され、入山規制が行なわれます。火山灰や今後の火山活動次第では付近住民の避難なども視野に入る警戒レベルです。
爆発の様子や、昭和54年の噴火とも似ていることから、水蒸気爆発と推測されており、マグマ流出の可能性は低く、今の所は近隣の住民の避難は行なわれていないようです。(マグマの流出を伴う噴火はマグマ水蒸気爆発と呼ばれます。)
今回の噴火によって飛散した火山灰で大規模な降灰被害が出ることも予想され、今後農作物などへ被害拡大や健康被害が心配されます。