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アニメ『妖怪ウォッチ』39話放送中止の理由。周回遅れのライターによる蒸し返しに全俺がお怒りのようです。

アニメ『妖怪ウォッチ』第39話「妖怪U.S.O.・妖怪ネタバレリーナ・給食のグルメ」放送中止の理由。

アニメ『妖怪ウォッチ』39話放送中止・配信停止騒動の蒸し返し

アニメ『妖怪ウォッチ』第39話「妖怪U.S.O.・妖怪ネタバレリーナ・給食のグルメ」10月10日テレビ東京系列で放送。

後日放送予定であったAT-X及びバンダイチャンネルでの放送を急きょ中止、ネット配信停止した騒動について。もうすでに終息した話だと思っていましたが、昨日ネットで話題になっているを見つけ驚きました。

 

「妖怪ウォッチ」放映休止、何がどうマズかったのかよーく考えてみた - エキレビ!(1/2)「妖怪ウォッチ」放映休止、何がどうマズかったのかよーく考えてみた - エキレビ!(1/2)

 

 妖怪ウォッチ39話が放送休止された理由を、何がどうマズかったのかよーく考えてみた。

らしいです。 

ライターさん曰く、妖怪ウォッチのパロディーが祖父向けであるらしいです。

「太陽にほえるズラ」って元ネタは28年前に放送終了ですよ。土手っぱらに風穴を開けられたウィスパー刑事が「なんじゃこりゃあああ」(妖怪なので殉職しません)と叫ぶシーンで、アラサーどころかアラフォー向け作品に決定です。
ヘ タすると「パパと子供」じゃなく「初孫とお祖父ちゃん」推奨アニメ……。八頭身になったジバニャンが太い眉毛と胸に傷でひゃくれつ肉球やってた第19話 も、30代のお父さんにキツそうです(キャラクターデザインの須田正巳さんはアニメ版『北斗の拳』もやっておられました)。

 

 確かに「太陽にほえろ」本編は20代の親は見たことはないでしょう。

しかし刑事ドラマの文脈や、刑事が撃たれた際の「なんじゃこりゃー!」は、超がつくほどの有名ネタで、未だに漫才やドラマなど様々な作品でネタとして使われています。それをいまどきの若い親は分からないって?…本気で言ってるんですか?

北斗の拳は今でも人気コミック。パチスロ・アニメ再放送・リメイク作など目にする機会は多いです。しかも、北斗の拳の関連作である「蒼天の拳」は2010年まで漫画連載(2007年にはアニメ化も)していました。

「北斗百裂拳」最近の若い親は知らないんですか?本当に?本当にそう思っているんですか??

 

ライターさん曰く、過激なパロディーが原因で放送中止になったらしいです。

クラスメートや先生たちにどうでもいいウソをつかせる妖怪“U.S.O”。取り憑かれた人達が告白するたびにBGMが流れ、“U・S.O!”と歌って踊 る……どう見てもピンクレディーの『UFO』イントロです。さらにニャーKB(ジバニャンの推しアイドル。これが今までセーフだったのもスゴい)がUSO 会見で「私達、普通の女の子に戻ります!」と言いながらステージ上にマイクを置くのはキャンディーズ×山口百恵の引退コラボであり、キャンディーズの大ファンだった石破茂さん(57歳)世代のアラフィフ向け。
かてて加えて「妖怪ネタバレリーナ」話では、フルフェイスヘルメットを被った悪の幹部の『スペース・ウォーズ』。結論:一線を越えたネタが多すぎて、どれがマズかったのか分からない。

 

キャンディーズピンクレディーのUFOで喜ぶのは40~50代でしょう。それは正しいです。

では、40~50代の人はAKB45を見て喜ぶのでしょうか?

ピンクレディーのUFOは有名で、聞いたことがない大人は少ないでしょうし、AKB48などのアイドルグループも今テレビをつければ嫌でも目に付きます。

つまり、親の対象年齢がやたら広くとっているのがアニメ妖怪ウォッチです。

古い元ネタのパロディー(オマージュ)が多いのは、脚本の方の趣味も大いに関係しているでしょうが、親世代のターゲットを広く取る戦略の内ではないでしょうか?

 

ライターさんは結論として『一線を越えたネタが多すぎて、どれがマズかったのか分からない。』とされています。一生懸命考えたのに結論でなかったのですね・・・

 

もし、過激なパロディーが原因であるならば、私なら「UFOネタが原因だと思う。」と言いますがね。

UFOの振付けが違うことや、茶化し具合がちょっと悪意があるとも取られかねないギリギリアウトのパロディーだったように思います。

 

でもね。放送中止の原因は過激なパロディーではないんですよ

「妖怪ウォッチ」放送休止 「大きなトラブルではない」とテレ東社長 - 産経ニュース「妖怪ウォッチ」放送休止 「大きなトラブルではない」とテレ東社長 - 産経ニュース

 

 テレビ東京高橋雄一社長は30日の定例会見で、人気アニメ「妖怪ウォッチ」第39話の放送がアニメ専門チャンネルなどで休止されている理由について、「われわれの都合によるもので、大きなトラブルではない。今流すのは控えた方がいいという判断だ」と述べた。 高橋社長は、番組内でのパロディーが原因といったインターネット上の噂を否定したうえで、「(休止理由は)何とも申し上げにくい」と説明。

 

先月末、テレビ東京は放送休止理由を話さないまでも、パロディーが原因ではなく、『「今」流すのは控えた方がいいという判断』と時期的な問題としています。

つまり、10月末時点で、UFOやスターウォーズAKB48孤独のグルメ等のパクリが問題だったと言う線は完全に消えています。

孤独のグルメパロの「給食のグルメ」エピソードは最新話に収録されず、現在中断(打ち切り)の可能性も有り、完全に関係がないと言い切れる訳では無いですが

 

ネットでは「妖怪USO」の一部シーンが問題であったのではないかと予想されています。

  • テレビ撮影のシーンで一瞬カンペに「肉汁の大噴火や」と言う文字が登場。御嶽山の噴火を想起させるため自粛した。
  • オリンピックのパロディーシーンでオリンピック開催地が「TOKYO」の文字が出て喜んでいる所、それを「ウソ」と言うシーン。現実では本当のことを嘘と表現するのはさすがにマズかった。

特に、前者の「大噴火」と言う文字が時期的に不適切と判断されたのではないかという説が有力ですが…確証は無く真相は闇の中です。(該当のシーンは数秒間ですし、あまりに過敏すぎる反応だと思いますが…)

 

にわか知識で適当に書き散らした駄文と断定します

テレビ東京の休止理由のコメント、ネットの推測も少しネットで検索すればすぐに出てくる内容です。なんせ、1ヶ月近く前の話題ですからね。

何がどうマズかったのかよーく考えてみたライターさんは、それを調べずに何故こんな記事を公開してしまったのでしょうか?

放送中止を受けて妖怪ウォッチを1話見て、ネット動画でパロディーシーンだけ見て、ろくに調べもせず文章テクニックだけで面白おかしく茶化した駄文と言わざるを得ません。

個人ブログなら好きに書けば良いと思うのですが、こんな周回遅れで雑な記事が、曲がりにも大手ネットメディア(エキサイトニュース)に掲載され多くの人が読むことになるとは・・・とても残念に思います。

 

紹介記事としては面白いかもしれないが、メディアに載せるには不適切

何がどうマズかったのかよーく考えてみたライターさんは、妖怪ウォッチの紹介・レビュー記事として書いたつもりなのでしょう。

記事には悪意はそれほど感じませんし、妖怪ウォッチを知らない人向け紹介としては面白いと思います。

しかし紹介ならば、過激なパロディーで放送に支障が出るのは当然と言うような物言いや、「古すぎるネタで親子も置いてけぼり」と言うような茶化し方は不適切な表現だと思いますね。それは明確にアニメの方向性の批判です。(最後にエールを送ってお茶を濁していますが)

そして、放送中止の話題にかこつけたタイトルで古い誤った情報が前提の意見を多くの人が読むメディアに掲載する失態

 

もしこの方がライターとしてのプライドがおありなら、情報の正確性の確保はもちろん、紹介する事とはどういう事かをもう一度考え直して欲しいですね。