スーパーマシーンが大活躍する『仮面ライダードライブ』の不安。大迫力()CGバトルはお腹いっぱいなので御遠慮願いたい。
平成仮面ライダーシリーズ16作目『仮面ライダードライブ』10月5日より放送開始。
現在放送中『仮面ライダー鎧武(ガイム)』の後番組は平成仮面ライダーシリーズ16作目となる『仮面ライダードライブ』
タイトル名「ドライブ」の通り、車をコンセプトにした仮面ライダーのようだ。
紅の豚「飛ばない豚はただの豚だ」問題
バイクに乗るから仮面「ライダー」なのであって、これでは『仮面ドライバー』ならぬ『仮免ドライバー』ではないか。
と言っても過去作品でも電車の仮面ライダー『仮面ライダー電王』などもあったので今更驚きはない。
そもそも仮面ライダーのバイク要素は「シリーズお決まりの道具」以上のものでは無く、既に「ライダー」としての要素は形骸化していると言ってもいい。
で、あるならば車に乗る仮面ライダーがあっても、もはや何ら問題はない。
車両がトランスフォームしてロボットになりそう?
『仮面ライダードライブ』の車。
いかにもロボットに変形しそうな車デザインである。
特撮で車が変形(トランスフォーム)といえば『非公認戦隊アキバレンジャー』で痛車がロボット「イタッシャーロボ」に変形していた。
少なくともあれを越える斬新な発想が求められる。
CGがガシガシ動いて戦う大味な演出は見飽きた
CGバトルは『仮面ライダー電王』や『仮面ライダーウィザード』で全面に押し出していたが、あれが面白いとは全く思えない。
鎧武『スイカアームズ』では大玉モード・スイカロボットのバトルは登場時インパクトはあるが、毎話登場するとウザいと思う。
こういう大物はたまに登場するから面白い。鎧武は分かってると言える。
子供は喜ぶだろうが、大人にとっては「子供騙しの演出」。面白く無いのである。
『仮面ライダー』が見たいのであって、『大迫力()CGバトル』が見たいわけではない。
『仮面ライダードライブ』では
「お子さんだけでなく、家族みんなで楽しめるシリーズを目指している。男の子心を掻き立てるスーパーマシーンが大活躍する王道のヒーロー、史上最強のシリーズを目指す」
とある。「スーパーマシーンが大活躍」押しである・・・
意気込みは十分。応援したい。
しかし「また『仮面ライダー電王』大成功の幻影を追わんとしているのではないか?」と不安になる一文である。
「スーパーマシーンが大活躍」ならば、戦隊シリーズのように特撮でやって欲しい。
と言う個人的な要望をここに記しておこう。